自律神経と呼吸の関係

二つの自律神経

私たちの身体の神経系のひとつに自律神経があります。自律神経には、交感神経と副交感神経があります。1日の中で、この二つは適切な場面で入れ替わりながら私たちを活動させてくれています。片方だけが働くというものではなく、日常の活動の中で適切にバランスよく機能することが理想的です。

本来は、朝起きると、交感神経が活発に働き出し優位になっていきます。昼間は交感神経優位のことが多いでしょう。適切に筋肉を動かしたり、気力を出したりさせてくれるのです。

夜になると自然に副交感神経が優位になり出し、身体が寝る準備を始めます。リラックス状態のときや、睡眠時には副交感神経が活発になっているべきときなのです。

加齢によってリラックスが難しくなる?

ある研究によると、交感神経の働きは加齢に関係なく作用していきますが、副交感神経については、その働きが加齢によって弱まると言われています。つまり年を取るにつれて、リラックスすることが難しくなるということです。

現代社会は緊張やストレスを感じることが増えていると言われています。リラックスすることができずに自律神経のバランスを崩す人、ストレスコントロールがうまくできなくなってしまう人も多いようです。

唯一コントロールできるのが呼吸

自律神経は私たちの意識によって、手足のように、使い替えたり、優位に働かせたりすることができません。しかし、呼吸だけが、自律神経をコントロールする術なのです。生理学的には、吐く息が副交感神経を優位にし、吸う息が交感神経に作用していくと言われています。ですが生きていくにはどちらか一方というのは不可能です。自律神経のコントロールに役立つひとつの方法は、胸式呼吸と腹式呼吸を使い分けることです。胸式呼吸では交感神経を優位にする効果があります。もちろん交感神経が悪いというわけではなく、活発に身体を動かしたり、気合が必要というときには安全のためにも役立つものです。逆に腹式呼吸を行うことで副交感神経が優位になります。腹式呼吸によって、自律神経が密集している横隔膜を刺激することにも繋がるのだそうです。ふたつ目として、呼吸の速さで自律神経をコントロールすることができます。ゆっくりとした呼吸にすることで副交感神経を優位に働かせることができるのです。緊張したときに深呼吸をするというのも理に適っているということですね。

ヨガと自律神経

ヨガでは多くの呼吸法が推奨されています。ヨガをするときは、ポーズよりも呼吸のほうが重要視されるほど、ヨガにはなくてはならないのが呼吸です。ヨガが自律神経のバランスを整えることに有効と言われているのも、この呼吸の助けによるところが大きいと言えるでしょう。呼吸が浅くなりやすい現代の生活習慣です。呼吸は浅くなるとひと呼吸の回数が早くなります。エネルギーの消耗を早くし、より疲れやすい身体を招くとも言われています。普段は無意識に行っている呼吸ですが、ヨガや呼吸法を行う習慣によって、深く、ゆっくりとした呼吸が自然に身に付いていきます。それによって、無意識のときでも健康な心身を保つために必要な呼吸ができるようになっていくでしょう。

 COMMENT

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA


関連記事

ヨガポーズとヨガのメリット

女性なら知っておきたいヨガとホルモンの関係

ヨガ

ヨガの上級ポーズの練習法

ウジャイ呼吸の方法と効果

痛みを緩和するポーズ!生理痛に効果的なヨガの仕組みについて

親子でできるヨガの流派

ポイントおさえて効果的に綺麗!ヨガのレッスンのメイクについて