アシュタンガヨガの概要

現在の日本で広くクラスが開かれている数あるヨガの流派の中でも運動量が多いことで有名なアシュタンガヨガ。日本でもクラスは受けることが出来ますが、ヨガの聖地の南インドの都市マイソールでは世界中から多くのヨギー、ヨギーニたちが集まり練習に汗を流しています。アメリカでヨガブームを巻き起こしたといわれている、同じく運動量の多い、エクササイズの要素も多く取り入れたパワーヨガなどは、このアシュタンガヨガをもととしたものです。

アシュタンガヨガの歴史

アシュタンガヨガのベースを作ったのは「アシュタンガの父」と呼ばれるティルマラ・クリシュナマチャリヤ師(Tirumalai Krishnamacharya / 1924〜1989)です。このクリシュナマチャリヤ師の教えは現代広く知れ渡っていますが、彼に師事したシュリ・K・パタビジョイス師(Sri K Pattabhi Jois / 1915〜2009)が、現代により添う形で分かりやすくアレンジしたものとなっています。

アシュタンガヨガの特徴

アシュタンガとはサンスクリット語で「八本の枝(八支則)」(アシュト/Ashto=八、アンガ/anga=枝)という意味を持ちます。 八支則とは今から約2000年前にパタリジャンがまとめたとされる「ヨガスートラ」に解説されている考え方であり、日常生活の心構えとしてもっているべき8段階の教えが体系的にあらわされたものです。ヤマ(Yama/禁戒)、ニヤマ(Niyama/勧戒)、アサナ(Asana/坐法)、プラーナヤーマ(Pranayama/呼吸)、プラティヤーハーラ(Pratyahara/感覚の制御)、ダーラナ(Dharana/集中)、ディヤーナ(Dhyana/瞑想)、サマーディ(Samadi/三昧)。アシュタンガヨガは、これらの八支則を実践するヨガとしてパタピジョイス師によって考案されました。呼吸と身体の動きを連動させ、アサナの練習に日々献身的に取り組み、ヨガのプラクティスのみならず、生活の中でもヤマ、ニヤマを常に意識して行動する。そうすることで自分自身の感覚が研ぎ澄まされ、集中力は高まり、同時に深い瞑想状態へと自然に導かれ、至福の状態に到達することが出来るのです。このことが心身の健康を高め、自己表現への道に大きな実りをもたらす、というのがこのアシュタンガヨガの教えなのです。

アシュタンガヨガのポイント

アシュタンガヨガはダイナミックでエネルギッシュな動きが特徴的な流派で、太陽礼拝という一連の流れから、方位のアサナ、逆転のポーズ、フィニッシシングまですべての流れが決められており、呼吸と身体を連動させて動いていきます。この流れるような一連の動きが集中力を高め、身体の内部から激しい熱を生み出し、心と身体の浄化を導くのです、アサナはプライマリーのシリーズから始まり、全部で6つのシリーズに分けられており、まずは一つのシリーズに集中してプラクティスに励み、それをマスターすれば次のシリーズへと移ることが出来ます。特に独特なものとしては、早朝(6時~9時)に開かれるマイソールのクラスです。自身で必要なプラクティスを行っていくクラスで、自分のペースで練習を進めていくことができ、何か疑問や質問があれば講師に聞くというスタイルで、直接講師から教えを個人的に受けることが出来るため、初心者にもお勧めのクラスとなっています。クラスは運動量が多いため、初心者には最初辛く感じられるかもしれません。中級者以上で身体をしっかりと動かすことに楽しさを見いだせることが出来ればさらに楽しんでいけるはずです。また、日々のプラクティスによって心と体の変化を受け入れ味わっていくことに醍醐味を感じられるようになれば、このヨガの効果をさらに味わうことができるでしょう。

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